テレビ番組などを見てみますと、不幸があった人物は白い色の服を着用している事があります。
いわゆる白装束です。
実は白装束は、かつては主流な喪服でした。
現在では多くの方々は黒い色の服を着用していますが、昔は白だった訳です。
主に明治時代あたりから、現在のような黒の喪服が広まり始めたといわれています。
そもそも服の色は、各国の文化が反映されている一面があります。
今では西洋風の服が主流になっていますが、そもそも黒い色の服を着用するという風習は、主に欧米地域に見られます。
決してアジア地域ではありません。
アジア地域の場合、どちらかと言えば白い服が着用される傾向があります。
日本だけではなかった訳です。
現在でも一部の地域では、やや伝統的な葬儀が行われる時には、黒い色の服が着用されている傾向があります。
しかし日本では、また事情が異なる訳です。
今や日本の幅広い地域には西洋風の文化が広まっていますから、葬儀では黒い色の服を着用するルールになっています。